パタンナー
(株)メルローズ/TIARAA.I.2017年入社
パタンナーの仕事とは?
パターンとはデザイン画から立体的な服をつくるときに使用する型紙のことを指し、服づくりの設計図となるものです。パタンナーはデザイナーが制作したデザイン画をもとにパターンを作成します。パターンづくりには、デザイナーの意図を汲み取り立体的な服をイメージする感性、素材やシルエットをもとにさまざまなパーツを組み合わせて型紙に落としていく専門的な技術が欠かせません。トルソーに立体裁断でシルエットをつくり、パターンに落とし込んでいきます。調整を繰り返し、作成した量産パターンをもとに商品が生産されるため、パタンナーの仕事はまさに服を生み出していく仕事と言えます。現在私は、TIARA、Liesseの2ブランドの服づくりに携わり、美しく着心地の良い服づくりに取り組んでいます。
仕事の面白さは?
毎シーズン、新しい服が世の中に生み出されますが、デザイナーの数だけデザインがあり、一つとして同じものはありません。それぞれの狙いや意図を理解したうえで、立体的な服にしていく作業は毎回試行錯誤の連続ですが、その試行錯誤も含め自らの手でものをつくりあげていくプロセスそのものが私にとっては非常に楽しい時間だと言えます。
私の主な仕事紹介
デザインチームと打ち合わせ
デザインチームとパターンチームが集まり打ち合わせをします。デザイナーが描いたデザイン画や選定した素材をもとに、制作する洋服の完成イメージを共有します。デザインの意図やシルエット、素材の使用法などパターン作成に関わる部分で同じイメージを持てるように意見を交わし、詳細を詰めていきます。
立体裁断
一枚の生地をボディにあて、立体裁断をします。デザイナーと仕上がりイメージを確認し、シルエットやバランス等の検討を繰り返しながら、パターンを修正していきます。
仮縫い
実際に使う生地やシーチングを裁断し、イメージに沿った形になるか確認します。正確性はもちろん、スピードにも気を使いながら進めていきます。仮縫いの際に参考となるよう、生地への印づけも同時に行います。
パターン作成
立体裁断でつくったシルエットを平面に落とし込み、専用のアパレルCADを使用しデザイン画に合った縫製や仕様を反映させたパターンを作成します。デザイン画のイメージを補完しながら、服づくりの設計図となる型紙をつくっていきます。
サンプル確認
量産前に工場にサンプルを作成してもらい、最終確認を行います。デザイナーと連携を取りながら寸法、縫製、プレス度合い、雰囲気などを確認し、品質に問題なければ量産へと移ります。細かい箇所を見落とさないように集中して確認していきます。
私の1日
- 10:00出社、パターンチームで一日の流れを確認
- 11:00デザイン画をもとにトワル用パターン作成
- 12:00先輩と一緒に会社近くでランチして談笑
- 13:00トワル生地を裁断し、仮縫い
- 14:30デザイナーとトワルチェック、
イメージを確認 - 16:00トワルチェックをもとにパターンを修正
- 18:30サンプル用の縫製指示書を作成、退社